宅配便など、トラック輸送に限界がきている。
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amazonでは当たり前のように送料無料だが……

　amazonが送料無料なのは、宅配業者が大口契約を結び、ダンピングに応じているからである。

　ヤマト運輸では2000年代初頭、1個あたり700円あった運賃単価が、574円に下落。佐川急便は同じく1000円が486円まで落ちた。荷物量は増えているのに単価は下がっているのだ。

　運送業界はついに音を上げた。各社とも今後価格改正する。

　佐川急便は昨年、大荷主のamazonに値上げを求めたが折り合いがつかず、配送契約を解除した。その結果、総個数は10%減らしたものの、値上げ効果で利益は40%増となった。

　ヤマト運輸も単価を2%引き上げた。

　昨今ではトラック輸送が増え、ドライバーも不足している。宅配便は近々、大幅な価格上昇の可能性がある。