ライティング・フェア2015において、ラピュタインターナショナルが「バッテリー内蔵LED蛍光灯」展示した。
2015-03-06 非常用LED蛍光灯
バッテリー内蔵LED蛍光灯

文字通り電源を内蔵したLED蛍光灯管で、内部にリチウムイオンバッテリーがあり、停電時でも点灯する。場合によっては天井から取り外して手持ちで使うこともでき、割れやすいガラスではなくポリカーボネイトを使用しているのも非常灯としてのメリットだ。

給電が途切れると停電と判断してバッテリー運用に切り替わるが、オフィスなどの退社時に完全消灯したい場合は、スイッチにON・OFFを2回繰り返すとバッテリー運用に切り替えることなく消灯することもできる。

一般的なLEDタイプの蛍光灯からそのまま差し替えて使用でき、通常時は2,000ルーメンの明るさだが、バッテリー使用時は1/10の200ルーメンに。この状態で約3時間使用できる。元々はマンションの共用スペースや地下鉄駅構内などでの使用を想定して開発されたものだが、停電時でも稼働を続けなければならない原子力発電所の制御室でも使用されているという。

オフィスや学校などで使用する場合には、すべての蛍光灯を切り替える必要はなく、必要最小限の交換で停電時の非常照明として十分活用が可能。コストは通常のLED蛍光灯の3~4倍程度。