今どきPC用のディスプレイと言えば、1,920×1,080ドット表示(フルHD)対応が当たり前で、DVIやらHDMIによるデジタル入力も必ずと言っていいほど備わっている。
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ノーブランド格安液晶、1800円!

その一方でアナログ映像関連が不便になった。ミニD-Sub15ピンはまだ生き残っているものの、ビデオ入力を備えた液晶はめっきり少なくなってしまった。

今流行の1,500円BASICコンピュータ「IchigoJam」がビデオ出力しかないので、これに合うディスプレイが欲しい。

センチュリーの「LCD-8000VH」などはビデオ入力を備えているが、1,500円のコンピュータに18,000円のディスプレイはナンセンスだ。PCにアナログのUSBビデオキャプチャを付けて映すことも考えたのだが、IchigoJamでBASICをするのにPCの電源を付けるぐらいなら、一層のことPCでBASICした方が早い。

そんなわけでIchigoJamに相応しいディスプレイをAmazonで探したところ、このノーブランドの4.3型液晶に辿り着いたわけだ。何と言っても1,800円という価格が魅力的で、安いIchigoJamと組み合わせるのにも最適である。

本製品はそもそもPC用、ましてやIchigoJam用にデザインされたものではなく、自動車のダッシュボードに取り付けられるように設計されたものだ。2系統のビデオ入力を備えており、1系統(AV1:端子白)は主にナビや車内でのDVD観賞用、もう1系統(AV2:黄)は主にバックカメラ用とされている。

電源投入や入力切り替えは自動で行なわれる。電源ケーブルを接続しても何も映らず、電源ボタンもないのだが、どれか1系統で映像信号が検出されると自動的に電源がオンになる。AV2はAV1より優先され、AV2入力信号を検出すると自動的にAV2に切り替わる。これもクルマでの利用を考慮した仕様で、バックカメラの電源をバックギアの信号線と連動させるようにしておけば、自動的にバックカメラの映像が映し出されるわけだ。

本製品にはACアダプタが同梱されていない。DC入力のジャックはあり、それに接続するためのプラグ付きケーブルも付属しているのだが、その先は単なる2本の電線である。これも自動車のヒューズボックスなどから直接電源取ることを想定したものであるためだ。そんなわけでこの製品をデスクトップで使うためには、まず電源の問題を解決しなければならない。適当なACアダプターをつけるか、電池で駆動可能だと思う。

仕様は、解像度が480×234ドット、コントラスト比が350:1、対応信号がPALおよびNSTCなどとされている。実際の映りだが、IchigoJamの利用には必要十分だ。IchigoJamは外付けの水晶発振子(クリスタル)を取り付けない場合(ファームウェアも書き換えない)、クロックのジッターにより接続するディスプレイによっては画像が結構揺らぐのだが、本製品はややチラつきが確認できるものの揺らぎが少なく実用的であった。

試しにPlayStation 2も接続して見たが、この小さい画面でグリグリ3Dが動くのはなかなか面白いものがあった。色も鮮やかでプレイしていて楽しい。ただいかんせんコンポジットなので、小さい文字が少し潰れ気味に表示されるほか、全体的にぼやけた印象を受ける。先述の通り色周りはさまざま調節が可能だが、シャープネスは調節できないので致し方がない。

この液晶、新製品のモックアップを作る時に使えるかもしれない。






  



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